紀伊半島の奈良県と和歌山県を巡る神社参拝の旅。
一日目は熊野三山の一社である
熊野那智大社へ参拝、ご祈祷をした後に
熊野古道にある古民家に
一緒に旅している仲間達と宿泊しました。
この古民家は熊野川の近く、山の麓にあり
虫の音が聞こえる静かで落ち着いた環境で
心地よさを感じる場所でした。
旅をする時はホテルや旅館に宿泊する事が
ほとんどなのですが、時にはこうして
古民家のような場所に泊まるのもいいものですね。
これまで色々な場所へ旅をして
経験上感じることは
自然に囲まれた場所に滞在する時は
ストレスがなく、普段以上にリラックスして
心地よい時間を過ごせるということです。
普段は都心に住んでいて
利便性は高いのですが、
自宅の周りに緑は少なく、窓を開けると
自動車の音や救急車のサイレンの音が聞こえることで
知らず知らずのうちにストレスが溜まっているんだな
とも感じました。
これまでも何度かこういった事を感じていて
将来的には自然がある場所に
住み替えをしようと思っています。
都心は都心で便利な事が多いですが、
自分が求めるライフスタイルは
都心ほど便利ではなくとも
緑があり自然な環境なのだと感じます。

古民家で一晩を過ごし
静かな環境で休んだせいか
翌朝は気分爽快で目覚めました。
透明度が高く美しい熊野川を眺めながら
川沿いを散歩した後に
次の目的地である熊野速玉大社へ
朝早くから出発しました。

この日も一日中雨の天気予報で
朝から雨が降っていたにも関わらず
熊野速玉大社に到着した時には
青空と雲間から太陽の光が射すほどに。

熊野速玉大社での参拝を終えた後は
古民家のオーナーから教えてもらった
熊野速玉大社の摂社である神倉神社にも
訪れることにしました。
神倉神社は熊野大神が最初に降臨した聖地と
言われる場所で、天ノ磐盾(あまのいわたて)
という険しい崖の上にあり
自然石を積み上げた538段の石段を
上がった場所にあります。


まるでロッククライミングのように
急な石段を一段一段登ると
熊野古道らしい木々に囲まれた道が続き
たどり着いた先に御神体の巨石
ゴトビキ岩と拝殿がありました。
そこから眺める景色は絶景で
拝殿下の広場から街と海を見晴らすことができ
気持ちがよかったです。

神倉神社を参拝した後のタイミングで
雨が降り出し、車で移動。
次の目的地の熊野本宮大社に
到着した時には雨があがり
参拝が終わると大雨になるという
参拝時には雨が降らない幸運な現象が
前日に続いて起きました。
この現象はこの後も続くのですが、
次はいよいよ今回の旅の最終目的地で
神様に呼ばれないとたどり着けない神社
と言われている玉置神社へ訪れます。
玉置神社にたどり着くまでの山道が険しく
強い雨が降り出し、この先どうなる事かと思うと同時に
冒険のようにワクワクしながら移動していました。
長くなりましたので、玉置神社参拝については
またの機会にお伝えします。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
